未経験から一等無人航空機操縦士を取得するまで⑤
実地講習の修了試験について
まず、登録講習機関における実地講習の修了試験も実施細目に基づき行われます
これに減点基準やら試験方法やらが記載されている
一等の実地試験では初めに100点の持ち点があり、持ち点から減点されていく減点方式
合格基準は実地試験に関わる科目が全て終了した時点で、
80点以上の持ち点があれば合格となる
机上試験と口述試験については減点が大きいし
実技については一発アウトになるエリアがある
机上試験
机上試験の試験科目は「飛行計画の作成」
実施細目から一部抜粋すると
「試験員より昼間の目視内、立入管理措置を講じない条件での模擬飛行計画を提示し、飛行計画の作成において留意が必要な事項について、受験者が理解しているかどうかを判定可能な質問を行い、答えさせる。出題数は、5問とする。」
そして制限時間は10分、減点は未回答あるいは誤答で5点
つまり机上試験が全部不正解だと、その時点で修了試験は不合格となる
机上試験は全問正解で通過したいところ
実施細目通り飛行計画の作成に関して問題が出た
問題内容は学科で勉強した知識と講習機関の講義を聞いていれば大丈夫かと
しかし、問題はしっかり読んで、考え、判断することは必要でした
そもそもの話、それが飛行計画の作成において根本的な部分で求められているのかも
飛行条件にそった申請であるか、飛行経路は適切であるかなど
総合的に知識や判断を求められます。
一等学科試験をパスできるか微妙なところくらいまでの学力は必要かと思われる
口述試験
口述試験の試験科目は7項目
- 飛行空域及びその他の確認
- 作動前点検
- 作動点検
- 飛行後点検
- 飛行後の記録
- 事故又は重大インシデントの説明
- 事故等発生時の処置の説明
口述試験の間に実技試験が挟まってくる
そして点検関係の確認漏れや記載漏れがあると10点減点
事故と重大インシデントはミスると5点減点、制限時間は3分
やはりこちらも重い減点があるので、減点なく通過したい
点検のやり方や飛行日誌の作成は講習をしっかりきいて
その日のうちにイメトレやYoutube等を見ておけば大丈夫
そして事故と重大インシデントについては国土交通省の資料を丸々覚える
事故等発生時の処置については問題に対して柔軟に考えることが必要だが
基本的には「人命救助が優先」「報告を国土交通省に行う」の2点が肝になると思います
例として、誰かにドローンをぶつけ負傷させたら
①無人航空機を着陸させ②負傷者を救護し(必要に応じて救急車をよぶ)③国土交通省に報告する
というような流れとなるだろう
まとめ
とにかく机上試験と口述試験については、減点がでかい
難易度的には高くはなさそうに感じたが
とにかく焦らず落ち着いてミスやド忘れをしないこと
覚えるべきことをしっかり復習しておくこと
私の事故及び重大インシデントの口述試験の時はハエがまとわりついてきて
ほぼほぼ上の空になっていてめちゃくちゃ焦りました
次は実技試験の項目について
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